Mayのブログ

猫エピソード・雑記

里親さんをさがす事

我が家の黒猫メイが4匹の子猫を産みました。

もともといた猫と合わせて合計7匹。

お世話も、経済的な負担も大変です。

そこで、里親さんをさがす事にしました。

でも、そうは言っても、なかなか里親さんはみつかりません。


それでもなんとか、長女の友達のご家族と、次女の友達のおうちで1匹ずつ引き取って下さる事になりました。

これで4匹のうち2匹の里親さんが見つかった事になります。

これはなかなかの高確率ではないかと思うのです。


実際、動物病院に貼ってある里親募集のポスターは、もう1年ぐらいそのままだし、実は私は、前にも一度、保護した子猫の里親をさがした経験があるのですが、その時の確率は5匹中1匹でした。


大人はなかなか「子猫?オッケー、オッケー。里親になるなる!」とは言わないものです。


断られる理由としては、猫アレルギーや住宅事情などが多いです。

けれども断わったからといって、その人たちには何の落ち度もなく、本当にみんな良い人ばかりでした。

逆に、「人の頼みを断わる。」という、心苦しい思いをさせてしまって悪いなあ、と、思います。


一度断った人が、その後を気にかけて話題して下さったり、知り合いに里親になってくれそうな人がいないかきいて下さったりした事がありました。

その時の事を思うと私は、「とても困っているので、ぜひ、子猫の里親になって下さい!」と、もっと強引にアピールした方が良かったのかなあ…と、思います。ですが一方で、やっぱりそれもなんだかなあ、と、思うのです。


私はこれまで、里親さんになってくれる人には、猫が好きで、猫のためなら生活を変えてもいい、経済的な負担も厭わない、という人になってもらいたいと考えていました。

でも最近では、そういう大人はあんまりいないのかもしれない…。あるいは、猫と暮らして初めてそういう気持ちが芽生える人も多いのかもしれない…。

そんなふうに考えるようになり、信念はブレブレです。


動物病院の先生は、「ネットの里親募集はトラブルが多いので止めた方がいいですよ。」と、言っていました。

私もネットでの募集についてはすごく迷ったのですが、結局やめました。

でも、ケースバイケースで、すべてが悪い訳ではないと思います。


二度の里親さがしをしてみて思った事は、

・すべての人が猫好きとは限らない。と、言うことと、

・少々強引なくらいでお願いをしなければ、なかなか里親さんは見つからない。

と、言うことでした。


自分では飼えない!とても困っている!と、アピールすることで、アレルギーや、住宅事情などの理由以外で躊躇していた人が、里親になってくれるかもしれない。

そして、そういう心優しい人は、最初のうちは「猫、別に…。」と思っていても、だんだん情が湧いてきて、「猫、大好き!」に、なるかもしれない、と思うようになったのです。


結局、猫を「飼う」というよりも、猫と「出会う」という言葉がふさわしいのでは…と、思います。

人と人でも出会いがあったり、縁があったりするように、猫と人にも出会いや縁があるのでは…と、思うのです。

そして、そんなふうにして出会った猫を、縁があったと大切にしてくれる里親さんが一番いいなあと思うようになりました。


娘たちを通じて里親さんになって下さった方々には本当に感謝です。


残った2匹は、うちで面倒みようかなあと思っています。

前に保護した5匹の猫たちは、みんな死んでしまいました。

里親さんにもらわれた猫も、です。

その時は、とても可哀想な事をしたと思ったし、もっと出来る事があったのでは…と、後悔しました。

でも、やっぱりそれも縁で、私がこれから出会う猫を大切にする事が大事だと教えられたような気がします。


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