ペットロスにならなかった私
ずいぶん前の事ですが、雑誌でペットロスについて書かれた記事を読んだ事があります。
ペットロスとは、ペットを亡くした飼い主さんが悲しみのあまり精神的にも大きなダメージを受けてしまう事です。
そしてその記事を読んだ時、
「私もそうなるのかも…。」と、心配になりました。
でもそんな事にはならず、私はむうちゃんを失った今も普通に暮らしています。
…と、思っていた矢先、町田康さんの「猫にかまけて」という本を読みました。
もう、ボロ泣きです。
この本の中で、町田さんは2匹の猫を看取っているのです。
そして、その時の経験で学んだ事をあとがきの中でこんなふうに語っています(ちょっと文章を省略してますが…。)。
「後で後悔しないように全力で頑張ろうと思うようになったし…」
「人間に対しても誠実かつ親切であろうと思うようになった。」
「もっと遊んでやれば良かった。もっとできる事があったのでは、と後悔する事も多いのだけれども。」
などなど、
とても共感できる言葉です。
とはいえ、共感はできても全部それを守れるほど私はまだまだ全然人間ができていなくて…。
たかが猫、でも、
一緒の時間を過ごした事で、いろいろ学ばせてもらいました。
雑誌で読んだペットロスになってしまった方たちも、最後はこのように何かを学んだ形で立ち直っていました。
むうちゃん、ありがとう❣️💐