待合室にて
ハチちゃんを病院に連れていった時の事です。
待合室では私のほかに2人の人がいました。
若い男性と、その母親です。
母親の膝に乗せているケージの中は暗くて見えません。
「中は猫かな?犬かな?」などと考えてると、
「可愛いですね。」
と、息子さんの方がハチちゃんを見て褒めてくださいました。
「男の子なんですよ。」と、私が言うと、
「イケメンですね。」
と、またまた褒めてくださいました。
なんだか私は嬉しくなって自分からも何か話したかったのですが、何を話せば良いのか分かりません。
すると今度は母親のほうが、
「うちの子は黒猫なんですよ。」
と、話しかけて下さいました。
そしてその言葉をきっかけに、私達はしばらくの間、お互いの猫についての話をしました。
息子さんが、
「やっぱり家にキャットタワーなんか置いちゃってるんですか?」
と、「ちょっとドキドキ」みたいな表情で質問してきたのが初々しく、
これまで猫とは縁の無かったおふたりが、保護した事をきっかけに、親子そろって「猫沼」にはまってしまったという印象でした。
なんだか見ていて微笑ましいおふたりです。(^^)
そして私にしては珍しく、知らない人と自然な会話ができたのが嬉しかったです。